レビュー : SENNHEISER HD800
ユニークな見た目のハイエンド機で、ヘッドホン・イヤホンオーディオを嗜んでいる人ならば誰もが知っているのではないかと思うほどに有名な機種だと考える
初めて聴いた時には衝撃を受け、憧れた。
付属品
特になし
使用感
個人的には装着感が非常にいい
開放型で、外側から見える銀色メッシュ部がデリケートなので気を使う必要あり
ケーブルは布巻で取り回しも良い
音について
『広大で少し明るく、空間を活かし音を出す』
- 試聴環境
上流機材
DAP: FLANG V5
↓
DAC: Starting Point Systems DAC3
↓
AMP: Headroom Portable Desktop Amp
試聴曲
Aimer :リフレインが叫んでる
Chris Jornes : No Sanctuary Here など
- 全域を通して
バランスは低域が少なめ
音場が非常に広く、音が散りばめられているように鳴る(密度は高くない)
なんとなくだが、銀色メッシュ部が震えているように鳴ると感じることがある
輪郭はそれほどハッキリとしているわけではい
- 高域
そこそこ伸びる
輪郭は丸くも鋭くもない、特徴は特にない
- 中域
当時出ていた中ではかなりクリアだが、最近の平面駆動などと比べると劣る
刺さりは少なく、細かい音まで聞き取りやすい
特にフェードアウトする音が感じとりやすい
男女ボーカルともに上手くならしてくれると感じる
- 低域
それほど量は多くなく、沈み込みもぼちぼちだが分解はされているように感じる
ボーカルに被ることはなく、必要十分には鳴っている
上流の駆動力が足りないのかもしれない
結論
やはり鳴り方が非常に特徴的な銘機
ここが好みであればおすすめで、当時の20,30万程のモノとは好みの差だと思う
後継機にHD800Sがあり、低域が気持ち増え沈む印象を持ったが大差はなく感じた
(それほどにHD800の完成度が高かったのだと思う)