試聴時に気を付けていることとオススメ音源
基本的には、聞きなれた音源を用いるのがわかりやすいが、音源によっては評価しづらいポイントもあるため、今回は私が試聴に使うことの多い曲とポイントを書いておく
私の音の好み
これを始めに書くのは私の思うレビューの活かし方に於いて、筆者との感覚の合致点・相違点が重要になるからである
私は『全域においてクリアで、スピード感のある音』が好きだと考えている
高域は刺さってもいい。ボーカルも艶より透明感。低域は少なくてもいいがとにかく沈み込むもの。そんな音が好きである。
私のレビューを読む際には、そんな音が高評価になる傾向があることを踏まえて読んで頂けると幸いで、役に立つものになると思われる
試聴時に確かめるポイント
全域において
はじめに音に曇りがないかを確認する。好きな表現ではないが所謂"ベールを纏った音"は好みでないので最初の判断基準にする
高域において
シャリ付きがないか、十分に伸びるか、キレはあるかを確認する。
刺さる高域がどうかもチェックすると良い
中域において
ボーカルの出方(艶・伸び・息遣い等の細かい音)を確認する
また、線の細さも確認する
低域において
量と質を確認する。
質について詳しく書くと、『沈み込み』を私は気にする(気にしすぎる)ようにしている。沈み込みへの性能が低いと、ダブついて曇った芯のない低音に感じる傾向があると考えている
オススメ楽曲
Aimer Bitter&Sweet より リフレインが叫んでる
録音レベルが高く、クリアさと息遣い等の表現を確認できるボーカルと
沈み込み確認に使える低域が冒頭部に入っている
音について話しすぎたが、音楽としてどの楽曲もハイレベルで名曲のカバーであるため本当にハズレがない非常にレベルの高いアルバムに仕上がっていると考えている
Chris Jones Roadhouses & Automobiles より No Sanctuary Here
線の細さ、男性ボーカルの鳴り方、低域の沈み込みをガッチリとチェックすることが出来る。システムの追い込みが足りないと低域の分解が出来ず沈み込みを感じられない。また、音の艶のチェックにも役立つと考える
知人から教えていただいたものだが、非常にいい基準になっている
綾野ましろ WHITE PLACE より vanilla sky
アルバム収録のシングル曲
飛んでくる高音とスピードの早さが印象的な曲
ボーカルの高い声やロックによくある低音、音抜けの良さが確認できる
以上、ご拝読ありがとうございました
参考になると幸いです