レビュー : Mr Speakers Ether C 1.1
カーボンハウジングのヘッドホンで、真っ黒である。正直、値段ほどの高級感はない
イヤーパッドは厚めで、柔らかくも固くもない
最近増えてきた平面駆動型である
付属品
音調整用のスポンジ
携帯用ハードケース 等
使用感
特にない。
ケーブルの取り回しはやや悪い。
音について
『非常に明瞭で締りがある音』
- 試聴環境
上流機材
DAP: FLANG V5
↓
DAC: Starting Point Systems DAC3
↓
AMP: Headroom Portable Desktop Amp
試聴曲
Aimer :リフレインが叫んでる
Chris Jornes : No Sanctuary Here など
- 全域を通して
バランスは低域が少なめ
全域にわたり澄んだ音で淡白な印象
良くも悪くも「クリアにした」感じが少しある
立ち上がりは速い
録音に厳しく、ジャンルを選ぶ
- 高域
明瞭。響きが乗ったりはしない
- 中域
他の機種よりも「クリアにした」感じが強い(好みではある)
細かな息遣い、振動まで鳴らす
Aimer,柴田淳,Ducaなどの女性ボーカルは異常なレベルでハマると感じる
弦は細いがハッキリと聞こえ、これも好みである
- 低域
この機種の評価が分かれる点だと考える
量は少なく、その質を感じづらい。
が、静かな環境で聞くと非常に深くまで分解能があると気づかされる
低域にはこだわり上流を組んでいるが、ポテンシャルを出し切れていないと感じる
結論
質の高い低域と、明瞭な中高域をもつ。女性ボーカルを鳴らすにはうってつけだと感じる。